資金繰り対策は大丈夫ですか?未収金の早期回収術

工事会社の場合は、決算書上以外では、あまり「売掛金」とは言わず「未収金」とよく言うかもしれません。

 

売掛金回収難による倒産か7割を超える

帝国データバンクの調査によると、倒産要因として、 売掛金回収難、不良債権の累積など不況型倒産が70%以上を占めているそうです。

東京商エリサーチがまとめた調査 においても、 売掛金回収難を原因とする不況型倒産が件数でトップとなっています。

このように売掛金回収ができなくなって資金繰りが悪化し、倒産にいたるケースが多くなってきており、 売掛金回収は資金繰り、 ひいては企業の命運を左右するほど重要な事項なのです。

確かに、工事施工が中心で、未収金の管理が、結構おろそかになっているクライアントを多く見てきました。

でも、大丈夫です。仕組みをつくればいいんです。

私は、その昔、債権回収会社にいたことがあり、結構な延滞債権を回収で実績を上げた経験もありますので

もし、すぐにでも相談したい!という方:

050-3177-8707  までどうぞ

 

建設・専門工事・製造・ガテン系会社の経営サポートに特化した元請け体質®変革プロデューサーの山口はるいちろうです。

今回は某解体工事会社の実例を踏まえながら、その基本的な対策や方法をお話ししていきます。

 

未収はできるだけ早く、できれば現金で!回収といいたいのですが今はDXですので、コミュニケーション能力が重要です

 

小売店などのように現金と引き替えに販売しているところは別として、 多くの企業では、製品・サービス 等を販売して相手に提供し、請求書を発行してその代金をもらうという掛売りで取引を行っています。

このときに未収金が発生します。

未収金が、担当先へ出向いて現金で素早く回収できればいいのですが、昨今では景気の低迷や新型コロナウイルスの影響から支払期日が遅くなったり、 手形によって支払われることも多くなってきているようです。

そして例えば、未収金が現金化されるまでに相手先が倒産ということにでもなると、 早期の全額回収は無理となってきます。

したがって未収金は、 できるだけ早く回収するサイ トを会社で決めるべきです。

(業界のしきたりなどあっても多少短くするべきです)

 

未収金を遅らせないポイント

こうした未収金については、 回収を遅らせないことが重要です。

そのため自社において、日頃から次の10のポイントを実行するようにしましょう。

 

ポイント1 発注書等は必ず発行してもらう

「注文した」 「注文していない」 といった トラブルが回収の遅れにつながることがよくあり、 それを未然に防ぐためにも重要です。

電話注文の場合は、発注書をF A XかPDF で送ってもらうか、後日必ず発行してもらうなどして書面で記録を残すようにします。

ここも、結構なあなあで、口頭で決めてしまって、あとでとんでもないことになるケース結構みてきましたので、たとえ親しい関係でも

礼儀ありで、きちんと書面でかわすことです。

面倒であれば、フォームをこちらで作ってあげてもいいでしょう。

また、このような正しい取引をする習慣をもつということは、会社すなわち社長経営方針に対する信頼を生みます。

 

ポイント2 売上げの計上は間違わない

受注した価格 ・工数等を間違って計上したことが、 クレームや回収遅れの原因となりがちです。

これはもう論外です。

営業マンから施工担当者から経理担当までの流れを正しくつくってありますか?

ここは、結構、事務処理があまりうまくない会社あります。

特に営業と施工の関係は、製造業でいうと営業と工場みたいな関係で時にVSになる会社多いですね。

経理担当者に任せるのも、ダブルチェックなどの仕組みを作っておきましょう。

 

ポイント3 納品の際は受領書を必ず受け取る

納品や竣工の際には、受取人のハンコをもらった受領書や終了報告等の書類を必ず受け取るようにします。

これ以外とやっていない工事会社あるのではないでしょうか?

入口と出口を明確にする。この時お互いの確認を重要視することで次の発注にもつながります。

わかりやすいい例だと、運送会社を利用しての納品は、連送会社の受領書 (送り状控え) を受け取って保管しておきます。

施工現場においても同じです。

面倒な事務処理をいかにシステマティックにやるかが肝要です。

 

ポイント4 クレームには即、対処し処理する

クレームが原因で回収が遅れている場合が結構あります。

こちらも、社内で、たらい回している会社をみかけます。のでご注意を!

 

ポイント5 返品や値引きがあった場合は素早く処理する

返品や値引きを処理しなかったため、請求金額が食い違い、代金を支払ってもらえないことがあります。

基本的には、値引きとかは、粗利率に影響がでますので、あまりおすすめしませんが、ポイント2と同様です。

 

ポイント6 請求漏れのないように請求書は確実に発行する

請求書が送れたために相手側の支払い計画からはずされ、 回収が遅れることもあるのです。

請求書は決まった書式で毎月一定日に発送しましょう。

残念ながら、社長が現場案件を多くもっていると、このようなことこれも結構あります。

忘れてしまって、謝って済めばいいですが、そうもいかないケースも出てきますので注意が必要です。

請求書発行=未収金残発生=期限管理=期限超え=督促・・・・・と可視化できる一覧表を作成してください。

 

ポイント7 集金日近くまで入金がない場合は、必ず打診する

これを行わないと、 支払いの優先順位を下げられたり、相手先に支払わない理由を与えることにもなります。

初めてのところは、堂々とやっていいです。また忘れ・遅れ気味のところもです。

このような行為は、がめついのではなく、約束という「秩序」を大事にする会社として認識させるべき手法です。

 

ポイント8 入金日が遅くなったり、請求金額の一部しか入金されていない場合は、至急その理由を聞くようにする

当社は回収についてきちんとした会社で、いい加減な対応はできないとのイメージを与える上でも有効です。

 

ポイント9 得意先別に回収計画表を作成し回収状況をきちんと管理する

回収計画表は毎月作成し、営業担当と連携しながら取引条件通りきちんと回収するようにします。

営業会議においても、この部分を営業担当者の仕事とするかを決めておく必要があり、未収金状況を管理者も把握します。

 

ポイント10 得意先に対する与信限度は必ず守り、与信限度をオーバーしての販売は絶対避ける

与信限度とは、未収金の上限金額のことで、これ以上掛売りしてはいけないという限界点のことです。

これを超えて販売を行うと、 回収の遅れなど様々な危険が増してきます。

初めて取引する場合は、あらかじめ信用管理を実施しておきましょう。

また、いざという時には、顧問弁護士とも連携しておくといいですね。

 

未収金の回収を早めるには

以上は、未収金回収を遅らせないためのポイントでしたが、早期回収には次のような方法があります。

(1)前受金などの制度を検討する

業界の商習慣や取引慣行があるため、 すべてを現金販売にするのは難しい面があります。

しかし、 現金販売だと資金繰りは非常に楽になりますので、手付金や中間金などの契約を行うようにします。

 

( 2 )クレジットやオンライン支払制度を検討する

小口代金であれば、もはや、こちらもどんどん導入している会社が増えてきました。

 

弊社の経営改革プログラムでは、このようなマネジメントノウハウも第6回目で習得できるようしたります。

ご興味あればどうぞ!

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