コストダウンを探る方法の1つ【外注費分析】とは

ご存じ「外注加工費対売上高比率」の一番大きい業種は、「建設業」ですね。

 

その算式はというと:

外注加工費÷売上高×売上原価按分率×100= ○○%

で、黒字平均の建設業はおおよそ40%だそうです。

 

あなたの会社の【粗利率】はどれぐらいですか?【コスト】かけすぎではないですか?

 

建設・専門工事・製造・ガテン系会社の経営サポートに特化した元請け体質®変革プロデューサーの山口です。

 

今回は、中小建設業の経営分析のまめ知識について「原価管理」について。

 

そのやり方を一つご紹介します。

 

専門用語をなるべく抑えて説明したいと思いますので。ご安心ください。

 

最初に、会社の決算書または、試算表を出してください。

 

その中で、製品製造(完成工事)原価の中身を、みて下さい。

 

ここで、皆さんの顧問税理士で使用している会計ソフトによって多少ことなるのですが、

 

製造原価には、「材料費」「労務費」「経費」の3つまたは、「外注加工費」の4つに分かれているかと思います。

 

もし、「外注加工費」がなく、外注費の金額が多い場合は、「経費」の中にありますのでそこから「外注加工費」を別に取り出しておきます。

 

「材料費」と「外注加工費」は、受注した完成工事の売上の額に対して、必ずその案件に応じて必要にコストがかかる、いわゆる「変動性」のある原価の扱いとなります。

 

「労務費」については、いろんな考え方がありますが、一般的に、工事現場で働く「工数(にんく)」換算しない“社員”(職人さん)は、その受注の数の増減とは関係なく、

必要な給料(賃金)とする「固定性」のある原価の扱いとなります。

 

この分類は、後のち「損益分岐点」について考える場合にも必要となってきます

 

この図のケースでいうと、原価を100としたらの案分率は:

 

変動原価:「材料費率」が10%、「外注加工費率」が50%

固定原価:「労務費率」が30%、その他経費が10%

です

ここは某外壁塗装の会社の例です。

 

いまから、この原価の内訳を吟味しながら、コストダウンのポイントをみていきます。

 

まず、いま上げた「変動」性のあるコストには、「材料」と「外注」があります。

 

ここでですが、ちょっと考えてほしいのです。

 

「外注」という「ことば」ですが、よくあるケースです。

 

内でやらないで、外に頼むから「外注」費としている場合に、「足場の組み立て」や「産廃物処分費」など、

 

現場の大きさや、工程日数により額が変わってくる場合は、変動性のある原価としてもいいですが、1現場1回限りのほぼ決まったコストのものは固定性の原価の概念とみるべきなんです。

 

こまかい話にはなりますが・・・・

 

この細かい、その会社にあった、利益の捻出を正しくとらえるには、業種ごとによって違いはあるけれど、この辺の状況を、気の利いた会計事務所は、事前にヒアリングを行い、

適正な原価の性質をとらえ、適正な原価区分(勘定科目)でもって会計ソフトに設定してくれます。

 

ところが、このようなことができない、工業簿記に弱い事務所もありますので、良いアドバイスをもらえない可能性があります。

 

もし、疑問に思ったら当社まで相談ください。会計事務所の見分け方をおしえます。。。

 

ここが、コストダウンを探るための前に確認しておくことをいいました。

 

そうしないと、受注の利益率から目標売上高を計算していく上での経営判断で、ミスリードを起こしかねません。

 

さて、さて。

ここまでちょっと長めに、原価には、「変動」と「固定」とに分けて考える必要があるというところまでを説明しました。

 

では、コストダウンを探る方法といきましょう。

 

今度は、これらのコストをどうすれば、粗利を改善できるかです。とても重要です。

 

 

「図」を見てください、この「粗利益」から、会社を維持するために最低必要の「給与」「家賃」「光熱費」「交通費」等そして、「借入返済」ですね。

 

つまり、これらの合計額以上を「粗利」として稼ぐがなくてはいけません!!

 

同額トントン周辺では当然ダメです。

 

ここが下請け体質の特徴の一つといえます。

 

これらのことを図のように整えたら、いよいよコスト削減の方法案を一つずつ考えてみましょう。

 

まず固定原価のコスト削減から:

 

  • 労務費=給与下げたら「やる気」も下がる(辞めちゃう)から無理だな ☞×
  • 仮設費=一度他社と相見積とるか?でもこことは付き合いながいからな ☞×
  • 光熱費=こまめに節約するように社員へ伝えよう 
  • 車両費=遠方の現場はお断りするか?今は断れないな ☞△
  • 機械維持費=最近修理が多いな?メンテナンスのチェックをするか ☞〇

 

などなど、は改善できそう、×は無理っぽい・・・・など

 

それでも、のところは今後改善できそうですね。

 

次は変動原価のコスト削減から:

 

  • 材料費=建材は?相見積してみよう、物価の変動をしらべて検討しよう ☞△
  • 外注加工費=見積内容の品質を吟味して、一度値下げ交渉してみようかな? ☞〇

(資金繰改善の例:正直に今の経営厳しいから支払を少し遅くお願いしてみようかな?)

 

などなど、これらは、一般的な事例です。

また、経費ごとに何社もお付き合いがあるかと思いますので、これらをまとめて整理してみてはいかがでしょうか。

 

少なくとも、以前より「粗利益」は、改善されるはずです。

 

実はこの、変動原価の改善こそが、粗利率を上げる近道なんです。

 

そう、損益分岐点売上高を計算して、皆さんの事業計画上の売上目標数値をつくる

大切なやり方ですので、今までやっていなかった方はぜひ、電卓をたたいて試算してみてください。

 

 

そうすると「粗利」をどれだけ捻出することの重要性がわかってくるはずです。

 

 

すなわち、売上はもちろん、利益管理も当然、社長にとって経理や会計事務所に任せっぱなしでは、ヤバイことに気づいて頂き、「試算表」が

何か月も遅れて出てくる会社は、ここを早急に改善できることをお祈りして、今回は

 

コストダウンを探る方法の1つ【外注費分析】とは

 

ということをお話しさせていただきました。

 

このような、お金の管理について、売上アップのマーケティングなど

YouTubeでもやっていきますので、お時間あればどうぞみて下さい。

 

「学校では教えない工事会社の経営術」 と題して:

https://youtu.be/cO4Dx9h_Knw

 

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