工事会社が赤字から黒字経営に「転換」するには?

のっけから質問ですが、もし、今期の決算で赤字となってしまった~!

では、その中身ってどうだったか、なにが原因か、吟味して調べた事がありますか?

 

国税庁によると、「平成30年度分会社標本調査」結果によると法人の申告状況ではここ9年は連続して微少しているようですが

やはり6割を超える法人が赤字となっているようです。

 

特に一番勘違いしてほしくないのは、本業以外の家賃や売却益などの雑収入でもって

黒字だ~!

この辺は、いくら何でもわあかりますよね???

 

また、社長又はその親族が高額な給与等を受け取っているから赤字なのか

あるいは業績が悪いから赤字なのか

その赤字の内容を分析すべきです。

それによって、効果的な対策を検討していかなくてはいけません。

 

 

このような、決算などの分析や解決できる方法がわかれば

もっと、受注を上げるために本気で考えていく準備をしなければならない!

 

そんなイメージを浮かべながらも、そのような、起点がきいて対策を進めていく人材がいない。

あるいは、いまの顧問税理士は、毎月残高合わせにくるだけで、頼りにならない?

 

と正直思っているのではないでしょうか。

 

 

建設・専門工事・製造・ガテン系会社の経営サポートに特化した元請け体質®変革プロデューサーの山口はるいちろうです。

 

中小工事会社の「黒字化への転換」について、

まず基礎編ですが、ちょっとお話ししていきましょう。

 

なぜ?黒字経営にしなければならないのか

なぜ?黒字経営でないといけないかというと

 

それは次のようなことがいえるからなんです。

 

☞赤字は資金を垂れ流し、工事会社はこれって危険!命取りに・・・・

赤字は、 人間の身体でいうと出血状態です。

(人間にとって一番重要なのは血液、会社はキャッシュです)

つまり資金を垂れ流している状態なのです。

過去の蓄えによって1年~2 年は持つかもしれませんが

いずれは資金が枯渇し、企業の命取りになりかねません。

黒字にしなければ、早かれおそかれ、会社は倒産に至ります。

 

したがって、「赤字でも、そのうち何とかなるさ~」

とか

「赤字でも、しようがないべ~」 などと考えていてはダメです。

また、例えば、工事会社は、赤字なのに社長が高額な給与を受けているのであれば、給与を下げるなどして利益が出るようにすべきです。

 

ここで、ちょっとよくある一人親方から法人成りした会社に見かけるケースがあります。

 

一人親方の時に稼いだ時の収入と役員報酬とを同等な感覚で決めている人がいます。

それは、過去の収入=親方時代の職人のもらう「人工」(にんく)の相場に合わせている。

その時と、経営者との立場が全く違います。

実は、意外と多いですね、将来的な戦略などあるはずもなく、これをやってはだめです。

 

☞赤字では、資金調達ができない、これはもうご存知でしょう。

「会社が赤字で、お金がなければ、借りてくればいい」 と安易に考えている社長も少なくないです。

 

しかし、金融機関は以前のように簡単には融資に応じてくれず、 赤字企業であれば、なおさら融資を受けられないのが現状です。

資金調達ができなければ、特に借り入れに頼っている企業では、やりくりがつかず行き詰まり、やがて生活を脅されることにもなりかねません。

赤字であれば税金を納めなくてもよいという程度の問題ではないのです。

まさか、いまだに赤字で均等割りで済んだ、ばんざーいという社長はいないはず??

 

では、赤字経営から黒字経営にするにはどうすればいいか?

 

いずれにせよ会社を赤字のままにしていては、 自分たちの生活もいずれ脅かされることになります。

 

赤字から黒字にするには、次のことを検討してください。

または専門家に相談してみてください。

 

  • 売上げを増やす:

当たり前ですが工事会社の場合受注アップは、価格×件数で考えますね。

厳しい状況とはいえ受注げを増やすための努力として、次のような事項をチェックしてみては!

 

  • 価格 (又は価格体系) の見直しを検討したか:
  • 付加価値を付けるように何かサービスなど考えているか:

*例えば、水道工事であれば、いつも緊急時に呼ばれるだけでなく工事後に、水漏れ、つまりの原因をきちんとペーパーに書いて渡してあげるとか、〇ヶ月までは保証、無料点検サービスをやってあげるなど

 

  • 工事単価を上げる施策は講じているか:

*例えば、施工技術はその価格でいいのか?実はあれもこれも、専門技術者じゃないとできないよな~というのがあえればもっと値上げしていけるはずだとか

 

  • 案件数を増やすための施策を講じているか:

*例えば、HPを開設して、商圏を広げてチラシやDMを送付する、キャンペーンを行うなど

 

  • 利益率を上げる:

一言でいうと、材料仕入れを安くするということです。

その際、もうこれ以上は安くならないなどの固定観念をまず捨てるべきです。

具体的には、なかなか難しいですが、次のようなことが考えられます。

 

  • まとめて、仕入れて安くしてもらう

*仕入数戴が多くなりがちですので、 過剰在庫にならないように過去の販売実績をデータ化して考慮することが重要です。

  • 外注・仕入れ先に相見積もりで見て安く仕入れる

*これは売る側にもある意味見積りの勝つ方法を逆に学ばせてもらうという考え方でどんどんやるべきです。

  • 材料仕入に「銅」「鉄」「ガソリン」などの変動相場にあるものは、新聞で調査して先買いなどのタイミングを見て仕入れる

*これは、少し本格的なやり方です。

 

これらは一例ですが、 いろいろ工夫してより安く仕入れることが肝心です。

 

  • 経費は活かして使う:

経費は、ムダなものは削減し活かして使うことが重要です。

特に固定費すべてについて節約可能かどうかを吟味し、見直します。

 

いざというときには「投資」性も考えてそのリターンを狙うことも大切です。

*例として、基幹システム等の(大型でハイテク)導入やコンサルタント料など

 

  • 過剰在庫等は早めに処分する:

在庫品等はお金と同じです。

過剰在庫等は陳腐化すると価値がなくなり損失になりますので、現金化できるものは現金化すること。

*製品の特売など

 

  • 赤字の得意先等がないかチェックする:

赤字受注の得意先、 赤字受注の施工分野等がないかチェックします。

もしあれば、縮小 · 撤退を検討しましょう。

 

以上、前回に続き、会社経営は、まず黒字化を目指すということで、またも数字の話になってしまいましたが、一番ここで、いいたかったのは、赤字の要因は?調べる!

 

原因がわかったらそれを改善に向けて動き出す!

です。

難しいことはいってません。

 

次回は、その赤字脱却には、売上高を上げるための

昨今の「新規事業再構築」について、その考え方、準備について。