建築業2代目の経営課題!職人ビジネス実践後継塾
先代から引き継いだ若手社長は、工期が空くのが心配で、受注だけは一生懸命取ってくる。
すると今度は現場をこなす人が足りなくなるから、社長自ら現場に出かけてしまう。
こんな状況が続くと、突発的なクレームなど多く発生する。謝罪に行かなくては、現場も行かなくては、と。どうしたら、早くこのような状況を解消できるのか。
と思いつつ、誰に相談していいのか?相談する人がいない~と悩んではいませんか?
そんな建築業2代目社長が、この問題を解決するためには、経営の基本原則を知る必要があります。というのも、経営にはいろんな問題が発生します。
職人技術を中心とした会社は、確かに技術こそは素晴らしいものをもっています。しかし、技術だけでは経営の全てを上手く回すことはできません。
その基本原則に「利益獲得のサイクル」と「クレームを未然に防ぐ方法」について:
建設・建築・専門工事・製造などガテン系会社の経営サポートに特化した下請け脱却プロデューサーこと、山口はるいちろうが
その昔、2代目社長のようにいきなりポジションを任されて苦労した、同じ経験を9度の転職人生で味わった苦い経験を基に、その問題解決をわかりやすく解説していきます。
Contents
そもそもなぜ、2代目社長が会社経営で苦労しているのか?
一般的に苦労する2代目は、古参やお局と言った古くからいる先代の部下たちの支配力が蔓延っている中での気苦労が多いのではないでしょうか。
つまり、その人達に気を使いながら社長をやらされている状態、全ての会社がそうではないかもしれませんが、だいたいこんな会社が多いですね。
だから、自分が現場にいって働かないとバツが悪い。みたいな・・・現象がおきて
トップダウンの意思決定がメインの「社長の仕事」がいつまでたってもできないでいる。
でも安心してください。
さあ~こうなったら、急がなくてもいいから少しずつ挽回していきましょう!
仕事を滞りなくするための内部体制を確認する
受注がないと従業員の給料、借入金返済など資金繰りが悪化してくれば大変なことになります。
そこで、今までも当たり前のように行ってきた業務(先代から続いている)を見直すことも含めて、仕事の流れを書きながら:
どこで、だれが、いつ、なに、をする・・・みたいに
5W1Hでいいので、全体を見渡せる図を書いてみて、現状の社内体制の仕組みを先ず確認するところから始めます。
これが経営の基本原則を知る上で大切な全体の構造(流れ)図になります。
そして、その部分で受注が集中したがために起こった業務の「渋滞ポイント」を調べてみる。
実はここまでやるのも、後継社長は自社の施工品質を売って儲けているわけですから、その入口から出口の過程と仕組みを熟知していなければならないんです。
現場周辺のことは、良く知っているが、入り口の「営業」、中間の「業務(進捗)」、出口の「管理(入金)」まで全ての工程と業務についてを苦手意識なく把握できていないと経営者としては型落ちになってしまうのです。
その「渋滞ポイント」こが分かったら、それをどのようにすれば、解消できるかを、時系列に箇条書きして、社員と一緒に改善を進めていきます。
この一連の事をやっているうちに経営のむずかしさや面白さがわかってきます。
突発的で重大なクレームを未然に防ぐ方法
クレームは、もちろんそうならないように日頃注意して行動することが大事です。
しかし、意外と建築業は、場当たり主義で同じことを何回も繰り返してしまう会社が少なくありません。
では、どうするか?
上の通り、にまず全体の仕事の流れ図を書くことが前提です。
そのいつも同じようなクレームや、かなり致命的なミス、凡ミスなど、会社にとって、ミスは、「誤れば警察はいらない」と同じように、同じことを何回も繰り返すと信用問題となり、取引先などが離れていきます。
よって、これらは、会社全体の課題でもありますので、今から言う、これを是非ともやってください。
クレーム案件を「事故簿」と称して、まあネーミングはいいとして、このクレーム事項を報告する仕組をつくってください。
やり方は:
先ほどの全体の流れ図を見て、発生した箇所から、これらに携わる、人事担当と責任を確認してみましょう。
まずは事実関係から5W1Hで記述して、上席に報告する。
あとで、所見、反省も加えながら、次に起こさない方法を社員と話し合って、改良していく。
普通、ここで終わり!
と思う人がいるかとおもいますが、違います。
というのも、この段階だと、一時的にミスを認めて反省(サルでも)して
「以後気を付けます」と言って
後になると、また忘れてしまい、また同じことを繰り返すからです。
人間の弱いところです。
ではなくて、今度は、この事故簿の内容を項目別にデータ化して取っておくことです。
それを、一定期間したら、ぜひ、空いた時間で分析してみてください。
すると、場当たりに解決してきたことが実は、もっと根本的なシンプルな考え方など見えなかった原因が見えてきます。
すると、その根っこになっているものをひも解くと、会社自体がそもそも変えなくてはいけないこと、つまり、古臭いやり方や、時代に沿わないことなどが分かってきます。
何が言いたいかというと、「古臭いやり方を一掃する」です。
ここで2代目社長の出番です!ここに目をつけ、もっと社内に目を向けて治していけば経営者としての威厳を示すことができるようになります。
いままで頼りにならなかった新米社長のこれからの舞台がまっているといっても過言ではありません。
働く環境を整えることも売上を上げること以上に大切な会社の改革
これらの、本来あるべき経営の基本的管理手法は、学者が書いた本や、経営ノウフハウ本などでも手に入りますが、実は、これらを読んでも実践に結び付かなければなんの意味もありません。
経営者の評価は日頃、決算書の数字の黒字・赤字の所多くクローズアップされてしまいますが、私は、社長の唯一の考え方、想い、夢などが周りにも共感できるビジネスモデルを構築し、その各機能が自動的に仕組み化され、どんな坂道(経営困難)でも上手く走れるようにしていかなくてはいけないと思っています。
そして、もはや、時代も新しくなり、これからの時代を担い、技術中心で動いてきた職人経営を卒業する時期でもあります。
これが次世代を担う、後継者が成し得る「職人ビジネス」です!
仕事をしながら、もっと成長拡大するための実践的経営の思考とノウハウを習得できる経営スクールが誕生します。
「職人ビジネス実践後継塾」です。
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