建設業のための業績改善を最もシンプルなステップ実践法
下請け脱却プロデューサーの山口晴一郎はるいちろうです。
今回は、建築・リフォーム工事業がどうすれば業績を向上させて、改善につなげてくのか?
の方法について、お話ししていきたいと思います。
実は、ご存じの方もいると思いますが、業績の改善には大きく分けて3つしかない!
それは、1.売上、2.粗利、3.経費の
3つという事を知ってほしいと思います。
これから、この3つについて、一つずつこのブログでお話していきますが。
その3つのシリーズの前に知っておくべき、プロローグという事で
社長の仕事として欠かせない経営のマネジメントの4段階についてを解説したいと思います。
このとてもシンプルな4ステップについてですが
なぜこのプロローグを始めにお話ししたいのかですが:
当社が今まで見てきた、中小企業の社長さんが、この4つのステップを知らないか、
誤解しているか、あるいは、この一つのステップの順番を間違えているからなんです。
本当に「シンプル」なステップなのに~・・・・といつも思っています。
では早速みていきましょう!
まず、会社の業績が今どのような状態か!
いままでやってきた経営について、省みて、それをどう「捉えるか」
つまり、現状の課題や問題点を把握するという・・・「捉え方」を会得するということ。
そうしたら、次、何が足りないのか?
どこが悪いのか?
ということを調べていくかと思います。
ごくごく自然なことだとおもいます。
では、どうすれば、改善、解決できるか?
について、探求していくときに、
実は、ここを・・、社長が、よーく飛ばしてしまう重要なステップがあります。
それは、そもそも、あなたの会社は、将来・未来どうなっていたいのか?
という、会社の本来の「あり方」についてです。
ここをほとんどの社長は、スルーしてしまうんです。
ここが、もう本当に重要なんです。
これを通常、理念とかビジョンとかいいますが、ここについては、またの機会に触れたいと思います。
そして、その「あり方」を会得したら、いま、現状が起きているのは、なぜ?
そうなったか、の理由と原因を
「徹底的に」調べていきます。
この「徹底的」もまた重要です。
中途半端な調査では、ミスリードを起こしかねません。
例えば、お医者さんの胃カメラやCTやMRI検査を全部みて調べてみましょう!
という具合です・・・・・
そして、その原因が分かったら、それを排除するとか、治していくかを一つずつやっていくのですが・・・
ここでもまた、必要なステップがあります。
それは、ただ、排除する、治すかという、その「根拠」
つまり、なぜそこを治さなければならないのか?
という
その「考え方」を正しく言葉で表すことができますか?
ということなんです。
実はこれは、先ほどの「あり方」から連動していないと、この答えである「考え方」はでてきません。
「考え方」とは、大きく経営理念や行動指針のことになりますが、それに基づいた根拠となるものです。
もっとわかりやすく言うと:
社長がこだわっていること、「仕事中はこれだけはやるな!」とか
仕事において大切にしていることです。
なぜ、その原因を改善するのか!
なぜ、もっと上手いやり方に治すのか!・・・
をきちんと「ことば」で説明できないと、また元に戻って同じことを何回も繰り返すだけなんです。
ここも重要なります。
これって、ひょっとしたら心当たりないでしょうか?(;^ω^)
さて、その「考え方」を正しく表現できたら、最後の4段階目は
その改善、解決への「取り組み方」です。
これは、もう、お分かりになるかと思います。
つまり、計画を作って手順良くスケージュールの内容を全員でシェアして
役割分担などを決めて、進めていきます。
そして、その進捗をチェックしながら、その取り組んだゴールに向けて
突進していくだけです。
ここの場合の「全員で」・・・も重要なポイントです。
もう、本当に全部重要ですね。
以上、ということで、もう一度、この「4象限の表」をみてください。
どうですか、業績改善の方法論って、とてもシンプルだなあーと思いませんか?
もう、現場現場で、毎日、忙しいと思いますが、こんなシンプルなステップを
建築工事業の社長の仕事として取り入れないと、
この先の経営は、後手後手なになるばかりです。
どうかこの4つのステップに向けてはじめの一歩を踏み出していただけたら嬉しく思います。