街の工務店・工事店が「提案型」に変わる新しい仕事術とは
空室対策は不動産会社の仕事だけではない
はじめに
「忙しいのに利益が残らない」
「価格競争ばかりで疲れてしまう」
「元請けからの依頼待ちになっている」
このような悩みを抱える施工会社やリフォーム会社は少なくありません。
しかし、その原因は仕事量ではなく、仕事への関わり方にあるかもしれません。
今回は、空室対策という視点から、施工会社が新しい仕事を作る可能性について考えてみたいと思います。
空室が決まらない本当の理由
空室が長引くと、多くの場合は次のような対策が検討されます。
- 家賃を下げる
- 広告料を増やす
- 募集媒体を変更する
もちろん必要な対策ですが、それだけで解決しないケースもあります。
なぜでしょうか。
それは物件そのものの魅力が競争力を失っている場合があるからです。
つまり、
「募集の問題」
ではなく
「商品の問題」
になっているケースです。
オーナーが本当に求めていること
空室が続くとオーナーは不安になります。
- なぜ決まらないのか
- このまま管理会社に任せて大丈夫なのか
- 他に方法はないのか
と考え始めます。
実際には募集条件以上に、
「改善提案」
を求めているオーナーも少なくありません。
ここに大きなビジネスチャンスがあります。
管理会社が抱える課題
街の不動産管理会社も決して楽ではありません。
オーナーから
「何か手はないの?」
と相談されても、
すぐに具体策が見つからないことがあります。
管理会社は、
募集のプロではありますが、
必ずしも建物改善の専門家ではありません。
だからこそ、
施工会社との連携が重要になります。
施工会社はなぜ価格競争になるのか
多くの施工会社は、
工事内容が決まった後に呼ばれます。
つまり、
「比較される立場」
からスタートしています。
そのため、
- 相見積り
- 値引き交渉
- 価格競争
になりやすいのです。
仕事の作り方を変える
もし施工会社が、
工事が決まる前の段階から関われたらどうでしょうか。
例えば、
- 空室の原因を整理する
- オーナーの悩みを聞く
- 管理会社と改善案を考える
という立場です。
すると、
工事業者ではなく、
「改善パートナー」
として認識されるようになります。
提案型施工会社という新しい立場
これから求められるのは、
施工力だけではありません。
- 課題発見力
- 提案力
- コミュニケーション力
です。
工事を受けるだけではなく、
改善を提案できる施工会社が選ばれる時代になっています。
実際に始められる第一歩
難しいことをする必要はありません。
まずは、
- 過去の施工事例を整理する
- ビフォーアフターをまとめる
- 空室改善事例を記録する
ことから始めてみてください。
その積み重ねが、
将来の提案材料になります。
まとめ
空室対策は募集活動だけでは解決しないことがあります。
そしてその領域には、
施工会社だからこそできる役割があります。
これからの時代は、
工事を待つ会社ではなく、
課題解決を提案できる会社が選ばれます。
もし価格競争や元請け依存から抜け出したいと考えているなら、
一度「空室改善」という視点で自社の可能性を見直してみてはいかがでしょうか。
それが新しい仕事の作り方の第一歩になるかもしれません。
