建設業経理部長は奥様だった!脱・公私混同の考え方とは?
建設・建築業で、奥さんなどの身内の方が経理をしている中小会社の落とし穴とは?
実録ともいえる事例をもとに、その対策について:
建設・工事業専門の下請け脱却プロデューサーの山口はるいちろうです。
経理が「経営」を支配している
会社の経理業務が、いつの間にか「経営」を支配しているケースが出ていませんか!?
のご注意!が、今回のケースです。
最近、よくご相談を受ける内容で多いのは、やはり財務改善、経理の合理化といったものです。
特に、中小企業はそのお財布の管理、経理業務を身内である、奥さんやお母さん、妹などが担っているケースがあります。
別に悪いことではありませんが。。。(;^_^A
例えば、長年経理をやっていると、経費の使い方のチェックが厳しくなってきます。
いくら夫の社長が、備品・工具など購入するものに、もいちいち横やりを入れてきます。
(もちろん全てではないですが)
会社経営における財務・会計の知識を正しく知らないで
このような断片的な判断が、社内に根付くと・・・ちょっとばかり厄介です。
奥さんの価値観と勘違いとは
別に奥さんを批判している訳ではありません。
これは、その購入物、外注への手数料などの金銭感覚が、自分(奥さん)の価値観の「物差し」
を使っているからです。
当然のように中小零細には、経費規定というものが、そんなにあるわけではありません。
奥さんの立場からすると、お金の管理という重責を担っているので
・当然給料もほしい
・会社も儲かってほしい
・もっと休みたい
と願っています。
ただ、勘違いしているのが、利益に対する概念です。
それは、儲かった利益は「所得の分配」(分け前は家の生活費へ!)
という勘違いです。
「こんなことに使うならもっと家のローン、子供の教育費・・・・へ」
みたいに、となぜか公私混同、無意識に感情が働きます。(経験者は語る)
事業が継続していくための「資本戦略」(資本は本来どうするものか)
のとらえ方です。
これを改めないと会社は成長発展していきません!!
正しい会計処理を理解した仕組みづくり
奥様は、確かに日々「大蔵省」的存在で、頼りになりますが
それは家庭でやってもらって、
会社では、正しい会計処理のもと、けじめをつけて、「決裁」の仕組みやルールみを作りましょう。
また税理士先生などに相談して適正な処理を行ってほしいと思います。
特に、建築業では、工事期間中の仕掛品などの特別な処理があります。
*税理士先生に相談しずらいようでしたら当社までどうぞ~^^
(元会計事務所15年選手ですから)
以上、経理は、合理化すれば第三者(パートさん)でもできます。
ある意味これって、愛する「奥さん孝行」では、ないでしょうか?
また、税理士事務所でもこの経理帳簿の代行サービスをやっている所があります。
思い切ってお願いして、本業に力を注いでみてはいかがでしょうか!!
そうすれば、一人営業マンを雇うとか、将来を見据えた新しい事業の開発へと進むかもしれません。
考えるはあなた次第です。